34.1 アウトボールを二回打つ
34.1.1 ストライカーはアウトボールがプレー中に、自分の身体の一部に当たったり、自分のバットに当たったりして、野手がボールに触れる前に、自分のウィケットを守るという唯一の目的以外で、自分のバットや、バットを持っていない手以外の人で故意にもう一度ボールを打った場合は、ボールを二回打つ。34.3および法律37 (フィールドの妨害) 参照。
34.1.2 この法律の適用上、「打った」または「打つ」には、ストライカーの身体との接触を含むものとする。
34.1.3 この法律は、ノーボールがコールされたかどうかにかかわらず適用される。
34.2 アウトではないボールを二回打つ
ストライカーは、この法律の下ではアウトにはならない。
34.2.1野手にボールを返すために2回目以降のボールを打つ。ただし、第37.4条 (野手にボールを返す) の規定に注意すること。
34.2.2野手にボールが触れた後に故意にボールを打つ。ただし、第37.1条 (アウト妨害) の規定に注意すること。
34.3 ボールを合法的に二回以上打つ
ストライカーは、自分のウィケットを守るためだけに、ボールが野手に触れられる前に、バットで、またはバットを持っていない手以外の身体の部分で、2回目以降のボールを合法的に打つことができる。
ストライカーは、受け渡しがノーボールであっても、自分のウィケットを守ることができる。ただし、ストライカーは、自分のウィケットを守るためにボールを二回以上打つことによって、ボールが捕まるのを防ぐことはできない。第37.3条 (ボールの捕球妨害) 参照
34.4 合法的に二回以上打たれたボールから許されるラン
34.3条で認められているように、ボールが合法的に二回以上打たれた場合、ボールが何らかの理由でデッドにならなければ、審判はボールが境界に達した時点、または最初のランが終了した時点で、デッドボールをコールし、合図しなければならない。ただし、キャッチが完了する機会を与えるために、デッドボールのコールを遅らせなければならない。
審判は以下のことを行う。
-バッティング側へのすべてのランを禁止する
-アウトしていないバッターを元のエンドに戻す
-該当する場合、スコアラーにボールがないことを知らせる。
-法律28.3 (守備側に属する防護ヘルメット) に基づくペナルティランを除き、該当する5ランペナルティを与える。
34.5 ボウラーはクレジットを得ない
ボウラーはウィケットのクレジットを得ない。