12.1 プレーのコール
ボウラーの最終審判員は、試合の最初のボールの前と、インターバルまたは中断の後のプレーの再開時にプレーをコールしなければならない。
12.2 タイムのコール
ボウラーの最終審判員は、ボールがデッドになったとき、プレーのセッションの終了時、または規則で要求されているときに、タイムをコールしなければならない。規則20.3 (オーバーまたはタイムのコール) も参照のこと。
12.3 ベイルの取り外し
タイムのコールの後、両方のウィケットからベイルを取り外す。
12.4 新しいオーバーの開始
12.5.2に記載されている状況でインターバルが取られる場合を除き、試合中いつでも次のオーバーを開始しなければならない。次のインターバルのために合意された時間、またはプレーの終了のために合意された時間に達する前に、審判が通常のペースで歩いて、ボウラーの端の切り株の後ろの位置に到着した場合。
12.5 オーバーの完了
試合終了時以外は
12.5.1オーバー中にインターバルのために合意された時間に達した場合、12.5.2に規定されている場合を除き、インターバルが取られる前にオーバーを完了しなければならない。
12.5.2次のインターバルのために合意された時間までの残り時間が3分未満の場合、次の場合は直ちにインターバルを取らなければならない。
打者が解雇されるか引退するかのいずれか
または選手がフィールドを離れる機会がある場合
これがオーバー中に行われるかオーバーの終わりに行われるかを問わない。イニングの終わりを除き、オーバーがこのように中断された場合は、プレーの再開時に完了するものとする。
12.6 試合終了時間-オーバー数
合意されたプレー時間に従って、試合のプレー時間が1時間残った時点で、進行中のオーバーは完了するものとする。次のオーバーは、最低20回のオーバーのうち最初のものとする。ただし、それ以前に結果が出ておらず、プレーにインターバルや中断がないことを条件とする。
ボウラーのエンドアンパイアは、この20回のオーバーの開始をプレーヤーとスコアラーに示さなければならない。その後のプレー時間は、実際の時間にかかわらず、最後の時間と呼ばれるものとする。
最後の時間に最低回数のオーバーが行われた場合、プレー終了の当初の時間に達していない場合に限り、それ以上のオーバーを開始することができる。12.7および12.8参照。
12.7 試合の最後の時間-プレーの中断
試合の最後の時間にプレーの中断があった場合、次のように最低回数のオーバーを20から減らさなければならない。
12.7.1 中断のために失われた時間は、タイムコールから審判によって決定された再開の時間までカウントされる。
12.7.2 完全に失われた時間3分ごとに1オーバーを減らさなければならない。
12.7.3 このような中断が複数ある場合、失われた分は集計されないものとする。中断ごとに個別に計算するものとする。
12.7.4 プレイ時間が1時間残っているときに、中断がすでに進行中である場合
12.7.4.1この時点以降に失われた時間のみを計算に含めるものとする。
12.7.4.2中断の開始時に進行中であったオーバーは、再開時に完了するものとし、ボウリングの最小回数にはカウントされないものとする。
12.7.5 最後の時間の開始後、オーバー中に中断が発生した場合、そのオーバーはプレイの再開時に完了するものとする。その間の2つのパートオーバーは、ボウリングの最小回数の1オーバーとしてカウントされるものとする。
12.8 試合の最終時間-イニング間のインターバル
試合の最後の時間に新しいイニングが開始されるようにイニングが終了した場合、そのインターバルはイニングの終了時から始まり、10分後に終了する。
12.8.1 このインターバルが最後の時間の開始時にすでに進行している場合は、新しいイニングでボウリングされるオーバー数を決定するために、12.7に記載されているように計算を行う。
12.8.2 イニングが最後の時間の開始後に終了した場合は、12.8.3および12.8.4に記載されているように、二つの計算を行う。これら二つの計算によって得られる数字のうち大きい方が、新しいイニングでボウリングされる最小オーバー数となる。
12.8.3 残り時間に基づく計算:
-イニング終了時に、最後の1時間における最小のボウリングされる残りのオーバー数を記録する。
-これが整数でない場合は、次の整数に切り上げられる。
-インターバルの3オーバーを結果の数字から差し引き、ボウリングされる残りのオーバー数を決定する。
12.8.4 残り時間に基づく計算:
-イニングの終わりに、合意されたプレー終了時刻までの残り時間を記録する。
インターバルの-10分をこの時間から差し引き、残りのプレー時間を決定する。
-残りのプレー時間の完全な3分ごとに1オーバー、さらに3分の部分が残っている場合はさらに1オーバーの計算。
12.9 試合終了
12.9.1 試合終了
12.9.1.1第16.1条から第16.4条までおよび16.5.1 (結果) に定義された結果に達し次第、試合終了。
12.9.1.2
最後の時間の最低オーバー数が完了した時点
および合意された試合終了時間に達した時点
ただし、それ以前に結果が出た場合はこの限りではない。
12.9.1.3法13.1.2に基づく合意の場合は、法13.3.5に定義された最終イニングが完了した時点。
12.9.2 12.9.1に基づく結論に達していないにもかかわらず、グラウンド、天候、光の状況が悪く、または例外的な状況で選手がフィールドを離れ、それ以上のプレーが不可能になった場合、試合は終了する。
12.10 試合の最終オーバーの終了
最終日のプレー終了時に進行中のオーバーは、以下の場合を除き、完了するものとする。
結果が出ているか
または選手がフィールドを離れる機会がある。この場合、第16.9条 (得点ミス) の場合を除き、プレーは再開されず、試合は終了するものとする。
12.11 ボウラーが試合の最後の時間にオーバーを完了できない場合
何らかの理由でボウラーが最後の時間にオーバーを完了できない場合は、第17.8条 (ボウラーがオーバー中に無能力または出場停止) が適用される。このようなオーバーの個々の部分は、ボウリングされる最小のオーバーの1つとしてカウントされるものとする。